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年代別スマートフォンの利用状況

浜松市では毎年、市民 3,000 名に対して「浜松市民アンケート」を実施している。これによって市民の生活意識や浜松市政に対する関心 またはニーズなどを把握するとともに、今後の市政の方向性や事業への展開といった様々な施策の基礎資料として活用される。

本アンケートの情報通信機器の利用状況によると、2015 年のスマートフォンの利用率は 50%となった。 1 年前と比べて利用率は 9 ポイント増加し、ちょうど半分の割合でスマートフォンを利用していることが 分かった。ただし年代別にみると傾向は大きく異なっており、20 代の利用状況は 9 割を超え、30 代でも 8 割後半に達している。年代が上がるごとに利用率は下がるが、40 代で 7 割、50 代でも半数を超える。 60 代や 70 代になると利用率は極端に下がり、60 代では約 4 人に 1 人の割合となり、70 代では 1 割にも 満たない。ただし、いずれの年代も前年と比べて利用率は向上しており、40 代から 60 代では前年と比べて10 ポイント以上も利用率が高まっている。

スマートフォン販売当初は日本では普及しないのではといった国内通信会社トップの言及もあったが、 2008 年の国内でのアイフォン発売から 10 年もかからず、このような利用状況となっている。年を追うご とに利用者の年齢も上がるため、シニア層の利用率もますます高まっていくと予想される。音楽もレコ ードからCDへ、そしてダウンロードへ。流行りすたりも然り、ビジネスチャンスも生活様式の変化に よって大きく変わる。ビジネスにつながるかどうか、トレンドの見極めが経営にとっても必要だろう。

図表 年代別スマートフォンの利用状況

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